映像文化専修ホームページ開設のお知らせ
映像文化専修のホームページを開設しました。

専修紹介、Q&A、スタッフ紹介のほか、映画研究に有用なリンク集がありますので、ぜひご覧ください。
[PR]
# by eizoubunka | 2006-06-23 00:27 | 専修からのお知らせ
モォ・イェン(莫言)さん講演会参加記
 5月26日、中国の著名な作家モォ・イェン(莫言)さんを招いての文学部学術講演会「故郷と文学」が開催された。モォ・イェンさんといえば、チャン・イーモウ(張芸謀)監督の『紅いコーリャン』(1987)の原作小説の著者として有名だ。モォ・イェンさんと映画とのかかわりは深く、チャン・イーモウ作品では『至福のとき』(2000)もモォ・イェンさんの『師傅越来越幽默』が原作だ。他にも、台湾でPV監督として有名な李幼喬が監督した『白綿花』(2001)や、『山の郵便配達』で日本でも有名になったフォ・ジェンチイ(霍建起)の『故郷の香り』(2003)の原作も、それぞれモォ・イェンさんの小説『白綿花』と『白い犬とブランコ』だ。

 実はわたしは以前、モォ・イェンさんとお話をしたことがある。その時はなぜか北京のライブ・ハウスでお会いしたので、あまりじっくりとお話することができなかった。だから、今回の講演会は、彼の文学にかんするお話を伺う、願ってもないチャンスだった。

 講演会を聞き逃してしまった人のために、ざっと内容を振り返っておこう。講演会タイトル通り、故郷の記憶や体験が文学に与える大きな影響について、ご自身の具体的な経験を中心にお話してくださった。モォ・イェンさんの故郷は山東省の高密県だが、故郷で過ごした子供時代の記憶や、故郷の方言や実在した人々が、彼の創作のインスピレーションとなり、また独特の文体や思想の骨格となったそうだ。また、少年時代に故郷に実在した印象深い人物たちが、彼の小説の登場人物のモデルになっているという。

 また、川端康成のお話も興味深かった。講演会は、モォ・イェンさんが大阪の川端康成の生家や茨木市にある川端康成文学館を訪れたお話から始まった。モォ・イェンさんの作品でもしばしば「引用」されることがある川端康成の故郷を訪ね歩くことで、故郷が文学作品に与える強い影響を改めて認識されたそうだ。とても物静かで、しかしはっきりとした口調でお話されるモォ・イェンさんがとても印象深かった。

 講演会の最後は、観衆から自由に質問を受け付ける時間が設けられた。何人かの学生さんが、とても上手な中国語で質問をした。わたしなどが質問しようとすれば、色々と回りくどく婉曲的な表現を使ってしまうのだが、学生さんの質問は大変ストレートで、思わず感心してしまった。「小説を書くとき一番難しい事と、一番楽しい事は何ですか?」「『紅いコーリャン』を見ましたが、はっきり言って理解できませんでした。いったい何を伝えたかったのですか?」という具合だ(わたしがこんな質問をしたら、きっと「教員失格」の烙印を押されてしまうことだろう!)。モォ・イェンさんもこうした直球の質問に微笑みながら答えてくださった。答えの内容を全て紹介するには紙面が尽きたが、『赤いコーリャン』に出てくる日本軍について一言紹介しておこう。『紅いコーリャン』は戦争という特殊な状況の下、弱い人間が力を持ったり、逆に強かった人間が弱くなったりすることを描いたものだった(「戦争とは人間に対するある種の“実験室”(中国語では“試験室”)なのです」という言葉が印象的だった)。だから、あの日本軍は「ドイツ軍でも他の国の軍隊でも何でもよかった」のだそうだ!

 モォ・イェンさんの暖かさと強さを感じ、大変豊かな気持ちになれた講演会だった。次にお会いした時はぜひ、小説を書く時どんな視覚的イメージが浮かぶのかを尋ねてみたいと思う。(緑燕子)

【追記】
オンライン中国文学雑誌サイト『天涼 Tian Liang』の「ゲストブック」のコーナーでは、文学部中国語中国学専修の萩野脩二先生による、この講演会の解説を読むことができます。

『天涼 Tian Liang』 http://tianliang.main.jp/

トップページから「ゲストブック」に入り、2006年5月22日、26日、27日の記事を参照してください。

『天涼』第93号でも、モォ・イェン特集が組まれています。

[PR]
# by eizoubunka | 2006-05-27 11:58 | コラム
監督トークショーのお知らせ(第七藝術劇場)
十三の第七藝術劇場で監督トークショーが2種類行われます。いずれも関連作品が上映されます。

キム・ドンウォン監督、石丸次郎氏トークショー
日時:2006年4月22日(土) 12:50から上映の『送還日記』上映後
*『送還日記』は、北朝鮮のスパイの出獄後の生活を12年間にもわたって記録したドキュメンタリー映画です。

柳町光男監督トークショー
日時:2006年4月28日(金) 23:00〜 トークショー後、柳町監督全作品をオールナイトで上映
*アウトロー好きならば一度は見てみたい作品ばかりです。

 それぞれの詳細は、第七藝術劇場ホームページで確認してください。(緑燕子)
[PR]
# by eizoubunka | 2006-04-15 13:21 | 各教員からのお知らせ
「映像文化専修パンフレット 2006」について(追伸)
 「学びの扉」や「知へのパスポート」等で、映像文化専修に興味のある新入生の皆さんにお配りしている「映像文化専修パンフレット 2006」を、映像文化専修の合同研究室前にも置いてあります。授業時にもらい損ねた方、あるいは授業を取っていなくても興味のある方は、どうぞご自由にお取りください。

 合同研究室は、法文研究棟2号館の3階にあります。無事にたどり着けることを祈っています。
f0063881_2323409.jpg

*実際のパンフレットは、白黒です。
[PR]
# by eizoubunka | 2006-04-13 20:54 | 専修からのお知らせ
「映像文化専修パンフレット 2006」について
 映像文化専修は、今年度にスタートする新しい専修です。

 新入生の皆さんにとって、映画や映像文化を大学で学ぶということがどういうことなのか、今ひとつイメージが湧かないかもしれません。

 興味のある方は、「映像文化専修パンフレット 2006」をぜひお読みください。専修の概要やスタッフ紹介、映像文化を学ぶためのスタディ・スキルといった内容が盛り込まれています。

 このパンフレットは、4月4日の専修別相談会、4月6日に開講する「知へのパスポート(映像文化)」(木曜5限)、4月11日に開講する「学びの扉(映像文化)」(火曜5限)や「フランス文化論」(火曜4限)などで配布する予定です。
[PR]
# by eizoubunka | 2006-04-03 21:44 | 専修からのお知らせ
映像文化専修関連科目(1年次配当)について
 2006年度入学生が履修できる映像文化関連科目についてお知らせします。映像文化専修への進学希望者は、ぜひ以下の科目の履修をご検討ください。

 まず、入門講義「学びの扉(映像文化)」(担当:笹川・菅原・堀/火曜5限)では、映像文化を学ぶとはどういうことなのか、豊富な具体例とともに紹介します。映像文化専修の「学びの扉」は火曜5限にのみ開講されますので、ご留意ください。

 入門演習「知へのパスポート」(担当:菅原/笹川・木曜5限)では、春学期には東アジアの映画について、秋学期にはさまざまな表象芸術における女性の描かれ方について、やや踏み込んだ授業を行います。

 フランス語フランス文学専修の「フランス文化論」(担当:堀・火曜4限)では、フランス映画を題材に、映画の基本的な技法に注目して映画作品を見る方法を学ぶことができます。

 また、総合講座「日本学」1(秋学期のみ)では、近年の日本映画に焦点を当てて、さまざまなトピックについてリレー講義を行います。

 それぞれの科目の詳細については、ウェブシラバスなどをご覧ください。
[PR]
# by eizoubunka | 2006-04-03 12:07 | 専修からのお知らせ